赤ちゃんが産まれてきてからの生活は、あまり想像できないものですね。何を準備すればいいか悩んだら、シンプルに自分の育児方針をまず決めましょう。
まず、赤ちゃんに必ず必要なのは
- 栄養補給
- 排泄
- 睡眠
の3つになります。他に細かいことはありますが、産まれてすぐの赤ちゃんはこの3つの方針が固まっていると、育児をスムーズに進めていくことができます。
その中でまず『栄養補給』について考えてみたいと思います。
赤ちゃんへの栄養補給の方法は「母乳」か「ミルク」か「母乳とミルクの混合」
「赤ちゃんにはなるべく母乳が良い」と何となくわかっているものの、自分の母乳が足りないのではという不安があったり、また、実際に授乳感覚で「赤ちゃんが母乳が足りていない」と感じ「母乳とミルクの混合」と考えている、またはしているという方が多いようです。
しかし、足りないって思ってミルクを足しているうち、母乳をあげることを諦めてミルクに移行してしまうということもあるのです。
完全母乳がおすすめの理由
※完全母乳ができれば子どもの成長に良いですが、実際に母乳が足りていないのであれば、完全母乳にこだわらずミルクを足していくことも大切です。
母乳の成分については未だ完全に分かりきっていない部分があるため、ミルクで母乳を完全に再現することが難しく、わかっている成分に関して再現しているのがミルクであるといわれています。
また、5−6歳知能テストで母乳の方が優位というデータもあり、2歳までは母乳を続けていて良い(WHOでは2歳までを推奨)とされています。また、母乳を与えられない場合、搾乳でも同じ効果が得られるので、ぬいぐるみや他の方法で赤ちゃんの気持ちを落ち着ける方法を見つけてあげると良いそうです。
「母乳」で育てたいと思ったら
「母乳」で育てたいと思ったらどんな準備をしたら良いでしょうか?
出産前にすること
1、母乳相談やのサポートしてくれるところを調べておく
2、食生活を見直し、自分の食事の栄養バランスを整えておく
それぞれ見てみましょう。
母乳育児をサポートしてくれるところを調べておく
身近なところを調べる方法
相談先
日本母乳の会 → 病院を知る
ラクテイションコンサルタント
助産師会 → 地域の助産師を調べる
イベントなどもやっているのでTwitterなどで情報を収集
近くに母乳育児をサポートしてくれる出産院があればそちらで出産することもおすすめします。地域によっては助産院を開けないところがあります。
食生活を見直し、自分の食事の栄養バランスを整えておく
栄養バランスを意識する
乳脂肪分・油・果物の摂り過ぎに気を付ける
→ 良質の油の摂取
一つのものを多く取りすぎず、バランス良く食べる
→妊娠中から気をつけているものをそのまま離乳食とする
おすすめの本
世界一簡単な赤ちゃんご飯
大人も子どもも食べられるメニューの本で、栄養バランスも良く、母乳が出るように考えられた本です。妊娠中から参考にすると出産後スムーズに母乳育児に移行します。
余談ですが、子どもの身体的発達と脳の発達についてのおすすめの本もあるので、妊娠中の時間がある時に読んでみてください。
クーヨン2022年5月号にシェルハブメソッドの特集が載ってます。
シェルハブメソッド 子どもの発達を助ける手法です。
シェルハブメソッドの原書がこちら日本語版はありません。 2022年5月現在child space book
添加物や農薬はどう考える?
産地や製造方法、添加物を気にかける
シンプルな調味料を利用する
赤ちゃん栄養補給はどうするの?妊娠中に考える母乳育児とミルク育児まとめ
母乳育児をしたくても思った通りに母乳が出なかったり、それ以外の原因で母乳育児ができなかったりすることがありますが、特別な理由がない限りは母乳育児を目指して、情報を収集してみてはどうでしょうか?
栄養バランスを考えた食事は、お腹の赤ちゃんにも、出産後の母乳や赤ちゃんのアレルギー対策にも良い影響が報告されています。
思い描いた出産はどんなものですか?無事に元気な姿で生まれてくることではないでしょうか。食事のコントロールができれば、高血糖、妊娠中毒症などになるリスクを低くすることで、自分の理想とする出産に近づけることにもつながります。
ママの身体にとっても赤ちゃんにとっても母乳育児を目指すことで、食生活の見直しなどにつながることや、出産後の自分の子育てについても考えるきっかけになりますね。